はじめに:即日退職後、なぜ手続きが重要なのか?
即日退職をした後は、会社との関係が突然切れるため、通常の退職よりも早急に自分で手続きを行う必要があります。
手続きを怠ると、保険の未加入状態や年金の未納など、将来的に大きなトラブルに発展する可能性もあります。
この記事では、即日退職後に「必ず必要な7つの手続き」を時系列で分かりやすく解説します。
雇用保険の離職票の受け取り&失業保険申請
即日退職でも、離職票は発行されます。これをもとにハローワークで失業保険の申請を行います。
- 離職票は会社が発行(通常1〜2週間程度)
- ハローワークで「求職の申し込み」と「雇用保険受給資格者証」の交付
📌 受給には7日間の待機期間+最大2〜3ヶ月の給付制限あり(自己都合退職の場合)
📌早く受け取りたい方は李商標を受け取り次第、失業保険の申請をすべき
【最優先】健康保険の切り替え
退職と同時に会社の健康保険は失効します。以下のいずれかを選択し、早めに手続きしましょう:
- 国民健康保険への加入(お住まいの市区町村役所で手続き)
- 任意継続被保険者制度を利用(前職の健康保険を最大2年間継続可能)
📌 期限:退職日の翌日から14日以内
【同時進行で】年金の種別変更
会社員を辞めると、厚生年金から国民年金に切り替える必要があります。
最寄りの役所または年金事務所で手続きを行います。
📌 期限:退職後14日以内
💡 国民年金保険料が厳しい場合は「免除・猶予制度」の申請も可能
📌国民年金保険料は月17,510円
まとめて前納すると、割引が適用されます。
住民税・所得税の確認と納付
退職後、住民税は普通徴収(自分で納付)になります。退職月によっては以下に注意:
- 住民税:市区町村から送付される納付書で支払い
- 所得税の還付:年末調整ができないため、確定申告で還付請求
退職後の住民票・マイナンバーの変更(必要に応じて)
住所変更を伴う退職や転職がある場合は、以下の変更も必要です:
- 住民票の変更(役所)
- マイナンバーカードの住所変更
- 運転免許証の住所変更
退職証明書の請求(必要な場合)
転職先や失業保険の手続きで退職証明書が必要になる場合があります。
会社に依頼すれば、法律上発行義務があります。
7. 転職活動または再就職支援の準備
即日退職後すぐに次の職場が決まっていない場合は、以下の支援を利用可能:
- ハローワークの就職支援サービス
- 転職エージェントの活用
- 職業訓練校(無料講座あり)
✅ まとめ:即日退職後の手続きチェックリスト
手続き | 期限 | 手続き先 |
---|---|---|
離職票の受け取り | 1~2週間後 | 会社から郵送 |
失業保険申請 | 離職票受領後すぐ | ハローワーク |
健康保険の切り替え | 14日以内 | 市区町村または協会けんぽ |
年金の変更 | 14日以内 | 年金事務所 |
住民税・所得税 | 退職後1〜2ヶ月 | 役所または税務署 |
退職証明書の請求 | 必要に応じて | 前職の会社 |
転職活動・職業訓練 | 随時 | ハローワークなど |
✨ おわりに:一つずつ確実に進めればOK!
即日退職は勇気のいる決断ですが、その後の手続きを怠らなければ不安なく次のステップに進めます。
わからないことは各窓口や専門家に相談しながら、焦らず対応していきましょう。
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